沖縄から、長野へ。
理容師から、路線バスの運転手へ。
私は沖縄市出身で、中学を卒業してすぐに理容専門学校へ進学しました。卒業後、地元の理容室で理容師として働き始めましたが「もっと自分の可能性を試してみたい」という気持ちが強くなり、思い切って長野県・上田市に移住。工場勤務として新たな生活をスタートさせました。
数年間、全く違う環境で働いた後、再び沖縄へ。
次に目指したのは“バスの運転手”でした。
大型2種免許を取得して、路線バスの運転士として働くことになりましたが、勤務環境や待遇に課題が多く「これでは長くは続けられない」と感じました。
一度は離れた理容の仕事に戻り、補助として働きながら、
「自分らしく、無理なく、でもしっかり稼げる仕事」を探していた時に出会ったのが、ひかり部品店の求人でした。

子育てと両立できる仕事を探して、
選んだのがここでした。
ひかり部品店に最初に入社したのは、30代前半の頃。
当時はパートとして勤務していました。仕事にも慣れ充実していたのですが出産を機に一度退職。そこから約3年間、子育てに専念していました。
再び働きたいと思い始めた時に、以前一緒に働いていた同僚と再会し「今も会社で働いている」と聞いて、久しぶりに制服を着て働く自分を想像してみたら不思議と前向きな気持ちになれました。
紹介という形ではなく、自分から電話して「また働けますか?」と聞いてみたのを覚えています。
再入社後は週2日から勤務をスタートし、今は週4日勤務の契約社員として働いています。子どもとの時間も大切にしながら自分のペースで働ける今のスタイルは自分に合っていると思っています。
「フルタイムじゃなくても責任を持って働ける」
そう思えるようになったのは、この会社に戻ってきてからです。

業務の幅が広がって、
“できること”が増えていく実感。
最初は配送業務がメインでしたが、再入社してからは仕事内容の幅が大きく広がりました。
電話対応、見積もり、受発注、時には配送まで――
「正社員の方と変わらないくらい動いてるな」と感じることもありますが、頼られている実感があるのは、素直に嬉しいです。
パソコンは得意なほうではなかったけれど、社長に声をかけていただいて「デジタルスキルアップ研修」に参加しました。今でも分からないことだらけですが、自分で調べて、考えて、形にしていく――そんな過程が楽しくて。少しずつだけど、前に進んでいる感覚があります。
やってみなければ分からないし、やってみたら意外と面白いこともある。そう思わせてくれる職場です。

「共有すること」に
価値があると気づいた。
身につけた知識を自分の中だけに留めておくのではなく、周りに伝えていくこと。
それが今の私の小さな目標です。
システム面でも業務のやり方でも、改善の余地がたくさんあると思います。だからこそ、一人ひとりが「ちょっと工夫してみようかな」と思える環境づくりが大切だと思っています。
部品の種類が多くて覚えることも多くて、最初は本当に大変でした。
でも、自分なりに工夫して調べたり、先輩に教えてもらったりしながら覚えてきた知識が、ある日お客様の要望にぴたっと合った時「すごいね」「助かったよ」と言ってもらえる。その瞬間が、私にとってのやりがいです。
